こんにちは、石井リナです。
9月17日(土)~19日(月)の3日間にかけて、「ULTRA JAPAN 2016」(ウルトラジャパン2016)が開催されました。ウルトラジャパンといえば、ダンスミュージックをメインとした音楽フェスティバルで、今年度は12万人を動員、さらに経済効果は139億円、レガシー効果も含めると154億円とも言われています。
今年開催されたウルトラジャパンでは、協賛ブースが多数出展されていました。来場者による、SNS投稿を意識したコンテンツが多く用意されていたため、そちらをご紹介していきます。
【SNS拡散を意識したコンテンツ編】
①日本初!360度動画が撮れるBudweiser(バドワイザー)
バドワイザーのブースでは、以下の様に360度で動画が撮れるフォトブースが出現しました。また、自分たちの動画のあとに、バドワイザーのロゴも入った形で携帯に届きます。SNSに投稿したくなるような、カッコいい編集で自身の携帯に届くことが今回の施策のポイントではないでしょうか。
また、海外では360度で動画コンテンツの撮れるブースはいくつか事例にありますが、日本では360度フォトブースはなかったため、先進的な事例です。
やり方も簡単で、丸いブースの上でただジャンプするだけというもの。シンプルかつ、分かりやすい仕掛けということも、このようなフェスイベントでは大切です。
②デジタルフォトプリンターとサイネージ演出!SMIRNOFF(スミノフ)
スミノフのブースでは、SNSに投稿した写真が、その場で印刷できるデジタルフォトプリンター「#SnSnap」(エスエヌスナップ)が登場しました。排出されるカードにはランダムでアタリが用意されており、そのカードが当たれば特別ブースが使用できるというもの。そのため、何度もSNSに投稿する強者も現れたそう。
https://www.instagram.com/p/BKewdc2BLmd/?tagged=%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%83%95
https://www.instagram.com/p/BKhc5KwDQvY/?tagged=%E3%82%B9%E3%83%9F%E3%83%8E%E3%83%95
加えて、同ブースでは、ユーザーのSNS投稿をリアルタイムで集め、デジタルサイネージに放映する施策も行われていました。このユーザーコンテンツがモザイクアートになっていくという仕掛けです。表示されるのが面白いから、SNSに投稿する、表示された後にそれをまた写真撮影するなど、重ねてのSNS投稿も見込まれるコンテンツです。
③とにかくインスタジェニック空間!H&M(エイチアンドエム)
ファッションブランドの「H&M」では、VIPブースに特別ブースを用意しました。グランピングを想像させる様な演出で、とてもフォトジェニックな空間が広がっていました。ハンモックや、おしゃれなマットなどそれぞれ、思い思いの場所を背景に写真を撮影している様子が目立ちました。
https://www.instagram.com/p/BKe8VCWgh0D/?tagged=hmultra
【充実したコンテンツ編】
④前日の様子がVRでチェックできる!Galaxy(ギャラクシー)
Galaxyでは、華美なセットの中でVRコンテンツを体験できる施策を実施していました。VRで体験できるのは、メインブースの目の前にいるような距離感で前日のULTRAが楽しめるというもの。VRを使った施策も今年から各所で目にするようになりました。
⑤体を動かし童心に戻らせる!TAGHEUER(タグホイヤー)
ULTRA JAPANのイベント終了後、クローズドで行われるのがアフターパーティーです。関係者やVIP、インフルエンサーなどが一同に会す、このイベントでは、体を動かせるコンテンツが用意されていました。
体を動かせるという点で、童心にかえる面白い施策です。遊んでいる様子を動画に撮った際にも、きちんと時計が映り込むことから、うまく時計の形状を活かした施策だと思います。
いかがでしたか?どの様にSNSに投稿してもらうか、その場を楽しんでもらうか、各社試行錯誤し、コンテンツを作っている様子が分かります。是非参考にしてみてくださいね。