昨年リリースされたInstagram Storiesは閲覧中にタップをすると、見ている投稿が見終わっていなくても、次の投稿に飛ぶ仕組みとなっています。これは、静止画も動画も一緒で、15秒間の投稿を見切らなくても、次の投稿に飛びます。今回はこの機能を上手く活用して、インタラクティブなコミュニケーションをとったラグジュアリーブランドのFENDI(フェンディ)の事例をご紹介します。
まず、以下のように画像が表示されます。「TAP HERE」という文字が表示されるので、そこをタップします。
そうするとタップした場所に飾りが飾られ、再度「TAP HERE」という文字が表れます。
またタップするとその場所にも飾りが出現します。あたかも自分がタップすることによって、飾りが登場しているように思わされる仕掛けです。
最後までタップすると「FENDI」の文字が。そして下にスワイプをすると、FENDIのホームページにリンクが貼られ、商品をみることができます。2016年のXmas付近で行われた施策で、インタラクティブなコミュニケーションを図ったものと言えます。
これだけではなく、数日後に再度タップ機能を活用した、投稿を実施します。今回はタップをしていくとその場所にモノが現れるという仕掛け。タップをしなくても次の投稿が表示されると分かっていてもタップしてしまいたくなるユーモアのある仕掛けです。
最後には電気が消え、クッキーやミルクがFENDIのシューズに変身するという演出も。さらに下にスワイプすると、前回同様、FENDIの外部リンクに飛び、商品をみることができます。
1枚ずつ静止画を投稿しているだけというシンプルな仕掛けですが、あたかも自分自身でもモノを出現させているように感じてしまうユニークな仕掛けです。また、「TAP HERE」という文字についついタップしてしまいたくなるのも、この仕掛けの面白さです。
COMPASSでは、Instagram Storiesの企業事例もどんどん紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。