こんにちは、石井リナです。
Instagramはリンクが飛ばせないから、ビジネスに活用出来ない、不向きだと嘆くマーケッターの方々も多いと思います。日本では諦めモードなInstagramの直接購買ですが、海外では当たり前に購買やサイト誘導を図った施策がなされています。 特にホテルチェーンやアパレルブランドなどが中心となって施策を進めています。導入が進んでいるサービスは「Curalate」という企業の「LIKE2BUY」というサービスです。
Curalate公式HP
以下の図のように、Instagramと類似のページを1枚作成し、そこをクリックするとWebページにリンクすることが出来るという様な施策となっています。
2つの事例から活用方法を見ていきます。
ConradHotel(ホテル)
米国のホテルチェーンが運営しているコンラッド・ホテルのInstagramアカウントです。 例えば下記の写真がフィードに流れてきてこのホテルをチェックしたい場合、アカウントTOPページのリンクをクリックします。
アカウントのTOPページにURLが書いてあるためこちらをクリック。
リンクをクリックするとコンラッドホテルのInstagramにそっくりな下記の様なページが出てきます。先ほど見たホテルの写真をクリックします。
そうすると、ホテルの詳細ページに飛ぶような施策となっています。
ConradHotels公式HP より
つまり、Instagram→Instagram類似ページ→自社サイトという様にページを1枚噛ませているという様なイメージです。そして、ユーザーに利用してもらうために、そのURLをアカウントのTOPページにリンクとして記載しておく必要があります。
For Love & Lemons(アパレルブランド)
ラスベガスのアパレルブランド、「For Love & Lemons」も「Like2Buy」を活用しています。このサービスの優れている点は、数点の商品も導線を選択させることが出来るという点です。 この写真の1番右のワンピースを購入したいと思った場合、先ほどの導線と同様に、アカウントのTOPページのURLをタップします。
先ほどと同様に、Instagramと同じ写真たちが掲載されている為、同じ写真を見つけて、クリックをします。
ForloveandlemonsのLIKE2BUYページより
コンラッドホテルの際には表示されなかったポップアップが下記の様に表示され、見たいアイテムがどれか選択することが出来ます。
ForloveandlemonsのLIKE2BUYページ をクリックすると、商品の詳細ページに飛ぶようになっています。
Forloveandlemons より
さいごに
Curalate のサービスは、2,750万ドルを資金調達したとしてニュースにもなっていました。 実際にInstagramを見て、洋服を購入したくなったり、どこかの場所に行きたくなったことのある、インスタ世代にとっては、機能的で有り難いサービスです。また、マーケッターとしても自社サイトに導線を張れるメリットのある施策です。 今後、日本でも浸透していくのか注目です。