若者を中心に、積極的に利用されているInstagram Stories(インスタグラムストーリーズ)。Storiesはフィードと違い、投稿自体にリンクを貼ることができます。ユーザーは上にスワイプすると外部のリンクに飛ぶことができます。その為、ブランドや企業はWebサイトやキャンペーンページへの導線に活用しています。どのような見せ方でスワイプを促進しているのか、クリエイティブの事例をご紹介します。
下部に透過でSWIPE UPの文字を
米メディアサイトCOMPLEX(コンプレックス)はセレブたちが登場する動画などリッチなコンテンツを投稿しています。例えば、有名人の素顔が垣間見れる人気シリーズ「Shopping Sneakers with 〇〇」では人気レスラーのEnzo Amoreが買い物を楽しむ様子を公開しました。Instagram Storiesでは、その動画のトレーラーを投稿され、スワイプすることでフル動画を楽しむことができます。外部リンクに誘導するため、下部に「SWIPE UP TOWATCH FULL EPISODE」という文言を入れ、目立つようにしています。
静止画のように見えるけれど
オーディオ機器ブランドBeats(ビーツ)は新商品のプロモーションにスワイプ機能を活用しました。一見静止画のように見えますが「もっと見る」と表示される場所に白いラインが引かれています。動画の中でこの部分のみが動いており、思わず「もっと見る」部分を見てしまう投稿です。
Beats By Dre Instagram Storiesより
大きな文字でとにかくアピール
動画に大きく「SWIPE UP」のロゴを大きくつけることで、これ以上ないほど、スワイプの訴求をしています。また映像をしっかりと見ることができないようにし、フル映像へのアクセスを勧めています。
アニメーションとカラフルな色彩を
こちらはインタビュー動画を紹介した投稿です。派手なカラーを使い、Instagram Stories上でも、アカウントが持つスタイルを表現しています。また、文字を使って動画の内容を伝えることはもちろん、アーティストの映像を載せることで、フォロワーの関心を引いています。「もっと見る」部分に矢印のアニメーションを入れ、全体的にインパクトの強いクリエイティブです。
MISSGUIDED Instagram Storiesより
◯抜きのデザインで印象に残す
NIKE(ナイキ)のムービーは動画を最後まで見ることでサイトへの誘導の投稿であることがわかります。3つの穴のフィルターを動画にかけることでInstagram Stories上では動画全体を見ることはできません。動きのあるアニメーションとテンポの良い見せ方で、印象に残る投稿です。
インパクトのあるアニメーションで
WebサイトMilkではあえて文字を少なく、その代わりにアニメーションに動きをつけ、フォロワーの目を引きました。画面が暗くなったり明るくなったりが繰り返され、最後にスワイプの訴求をしています。
文字通り「もっと見る」部分を目立たせる
サーフブランドのBilabong(ビラボン)はInstagram Storiesをカタログのように活用しています。文字通り「もっと見る」の箇所の色を変え、際立たせています。
カラフルな文字でポップに訴求
米雑誌Love Magazineは公開中の動画をGIFにしてInstagram Storiesに投稿しています。Swipe Upの文字をポップに記載し、ユーザーに訴求しています。
Love Magazine Instagram Storiesより
シンプル is ベスト
Red Bullは動画でなく、静止画でフォロワーをサイトへ誘導しました。赤く大きな矢印が目的をはっきりと伝えています。文字も同様に赤くしたことでインパクト大です。
番外編
手の込んだリッチコンテンツでスワイプを
米雑誌社Paper Magazine(ペーパーマガジン)はその日にあった3つのトピックを取り上げ、Instagram Storiesでとりあげます。一番はじめに3つのトピックのタイトルを紹介し、次の投稿から1つ1つのトピックにフォーカスしたアニメーションを公開しています。3つの動画にはそのトピックについての記事のリンクに飛べるようになっています。またこの一連の投稿は毎日のように行われています。
Perpar Magazine Instagram Storiesより
Instagram Storiesを使って自社のWebページに導線をはる企業は数多く存在します。その中で、スワイプしたくなるような工夫を凝らした投稿の数々をご紹介しました。自社サイトへの誘導率をあげるために、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。