Instagram(インスタグラム)よりリリースされた、複数枚投稿が可能となった新機能。動画や写真を1つに絞る必要なく、様々な企業が思考をこらした投稿をしています。今回は、新機能を活用したユーモアのある企業事例を紹介していきます。
3枚絵を分割して表現
自動車メーカーTOYOTA(トヨタ)のアカウントでは1枚の写真を3枚に分割し、投稿しています。全体を写した1枚を投稿するよりも、拡大させることで、タイヤの周りの砂ぼこりなど細部まで注目することができます。とてもシンプルな投稿ですが、自動車の迫力ある動きが伝わる写真となっています。
カウントダウン形式でランウェイを
セレクトショップのBarneys New York (バーニーズ・ニューヨーク)は開催されているファッションウィークに合わせた投稿をする際にこの機能を活用しています。
これまでInstagram Storiesで公開されることの多かったショーの舞台裏。同時に出演するモデルたちにカウントダウンをしてもらい、ランウェイが始まるというもの。Instagram Storiesで公開されたものは消えてしまいますが、この機能を利用すれば、映像をいつまでも残しておくことが可能です。
世界が注目する話題も 新機能を使ってさらに詳しく
地球から40光年離れた恒星の周りに地球に似た7つの惑星を発表したNASA(ナサ)。公式Instagramアカウントでは早速この機能を利用し、発表に合わせた投稿がされています。また、最後のページではサイトへのURLを記し、誘導も図っています。
料理のハウツーもスライドで表現
1本の動画での投稿の場合、動画の秒数に制限がありましたが、今回のアップデートは最大10個の投稿を1つの投稿にまとめることができます。Tastmade(テイストメイド)の投稿では、レシピをこれまで以上にわかりやすく公開しました。
メイクもステップ毎に分かりやすく
米コスメブランドUrban Decay Cosmetics(アーバン・ディケイ・コスメティクス)では新作パレットを使ったメイクのハウツーの投稿をしています。工程の1つ1つを写真で投稿し、フォロワーはスワイプすることでメイクの完成までをみることができます。
建物を多角的に見る
WebメディアTech Crunch(テッククランチ)はApple社の新たなオフィスを紹介しています。近未来的な建物をさまざま角度から撮影した写真を見ることができます。時折、建設風景のタイムラプスも混ぜ込み、よりわかりやすく建物をみることも可能です。
カップル特集を1つの投稿にまとめる
米テレビチャンネルMTV(エムティービー)ではアカデミー賞のレッドカーペットに登場したセレブたちの写真を投稿しました。夫婦やカップルのセレブにフォーカスを当てました。同じテーマの素材をまとめることで、特集を1つの投稿で見ることができます。
飛んでる?遊び心も忘れずに
飲料メーカーのRed Bull(レッドブル)は遊び心のあるこんな投稿を。”きっと左にスワイプしたくなってしまう写真だよ”と書かれ、男性の動きをコマ送りのように見ることができ、複数の写真が繋がっているかのように楽しめます。
選手1人1人の成績を分かりやすく
プロバスケットボールリーグNBAが運用する公式Instagramアカウント。NBAはシーズン中、毎日のように試合中の動画や写真が投稿され、SNS運営が活発です。NBAは、選手1人1人の試合成績が一目でわかるような写真を投稿しています。一度に情報を得ることができ、ファンもチェックしやすく、有り難い投稿です。
通販要素も色濃く
コスメブランドNYX Cosmetics(エヌワイエックス コスメティクス)は新発売された商品の紹介に活用しています。新たに発売された5色のハイライターを投稿しました。写真では伝わりにくい1つ1つの発色を動画を使ってわかりやすく紹介し、より商品の購買に繋げやすいのではないでしょうか。
今回はInstagramの新機能を使った、個性が光る海外企業の事例をご紹介しました。今後も企業による幅広い活用が期待されるInstagram。是非参考にして見てはいかがでしょうか。