こんにちは、石井リナです。
Instagramマーケティング全盛期のいま、同時にインフルエンサーマーケティングも活発化しています。トップインフルエンサーと呼ばれる数十万のフォロワーを抱えるインフルエンサーより、1万~5万程度のマイクロインフルエンサーの方が、一般ユーザーに親近感があり、購買にも寄与すると、考えられ、彼女たちのもとには多くの仕事が集まっています。今回はマイクロインフルエンサーの3人に集まって頂き、インフルエンサーから見たリアルイベント事情を根掘り葉掘り聞いてきました。彼女たちは、いま引っ張りだこなインフルエンサーなので、仮面を被ってもらいお話を伺いました。
また、SNS上のプロモーションやインフルエンサーマーケティングについてはこちらをご覧ください!
【仮名】
(左)マナミ (真ん中)リサ (右)エリ
関係値の高いイベントを優先的に回る
石井リナ:みなさんブランドなどのイベントやレセプションパーティーなどに引っ張りだこなインフルエンサーの方々だと思います。SNSに投稿してほしいという依頼から、イベントに来てもらってその様子を投稿してほしいという依頼まで多いと思うのですが、1日でイベントやパーティーをどのくらいはしごされますか?
エリ:私4件でした!
リサ:私MAXで5件の日がありました。
石井リナ:そういう話をするとマーケターの方とかは驚くんですが、(イベントの様子を投稿してほしいから)インフルエンサーの方1日何件ものイベントから声がかかりますよね。ちなみに、パーティーやイベントが重なってしまって行けないときは、どうやって優先順位をつけて周るのでしょうか?
エリ:誘ってくれた方との関係値が最優先だと思います。いつもお仕事をくださっている方やお世話になっている方だと優先的にいこうと思いますね。
リサ:お金を頂いて、イベントにアサインされているときもあるので、そうしたものはお仕事になるので、マストで行きますよね。
マナミ:表参道や渋谷、原宿あたりのイベントが多いので、そういう場所が近いのはささーっと周りますね。
石井リナ:忙しいインフルエンサーの方に来てもらうには、常日頃から、ブランド窓口の方がコミュニケーションを取っておく必要がありそうですね。
ブランドロゴ入りフォトパネルではもう撮影したくない
石井リナ:最近行かれたイベントで、トラブルなどはありましたか?
リサ:某電気機器メーカーのパーティーに呼んで頂いたのですが、会場がクラブで暗いし、コンテンツも無ければ、カワイイフォトスポットもないし、ケータリングもないしで困りましたね。お仕事だったので、どこか写真に撮らないといけないし、でもフォトジェニックな場所が一切ないし…。
エリ:ブランド名が書いてある、フォトパネルの前とかではもう撮影したくないんですよね。
マナミ:フォトプロップも持ちたくなかったりします。
石井リナ:そうなんですね!それは何でですか?
エリ:フォトパネルってもう飽きているんですよね。インフルエンサーの子たちもその前であまり撮影しなくなったと思います。
石井リナ:全部のイベントをその前で写真撮ってると、自分のフィードも似たり寄ったりになってしまいますもんね。
フォトスポットに必要なのは、照明とインスタカメラマン
リサ:あと照明が綺麗ではないフォトブースが多い印象です。イベントの設置などするときに、きちんとスマホで撮影して試してほしいなと思います。
石井リナ:たしかに、ライティング重要ですよね。暗いとどんなに加工しても綺麗にならないし、反射してブランドロゴが飛んでるときもあるし。
エリ:あと、フォトスポットには大抵スタッフが配置されると思うんですけど、おじさんとかお兄さんのことが多くて、大抵写真が下手くそなんです。みんなでイベントきたら、集合写真で撮影してほしいのに、自分たちで代わりばんこで撮影して1人ずつの写真しかInstagramに載せるということが多くなっちゃうんですよね。
石井リナ:Instagramに載せることを考えて、携帯で綺麗に写真を撮影できるインスタカメラマンを配置してほしいですね。
行きたくなるきっかけは「インスタ映えとコンテンツ、参加者」
石井リナ:反対に面白かったイベントや印象に残っているイベントはありますか?
エリ:某コスメブランドでのイベントだったのですが、体験型のイベントで、健康にいいフードがフルで用意されてみんなで夕食をご馳走になったり、足のオイルマッサージが用意されていたりと至れり尽くせりだったんですよね。ちゃんと商品の説明もしてくれるから、内容もSNSにきちんと書けるし、運営側の想いも伝わって、何投稿もしたくなりました。
リサ:確かにそこまでされるとSNS投稿だけじゃなくてブログも書こうって思います。
マナミ:私行きたかったイベントなんですけど、アナスイがこないだプールサイドでやっていたイベントは行きたかったです!
石井リナ:それは何でですか?
マナミ:SNSで見ても分かる可愛さだったんですよね。すごいフォトジェニックで。あとは、自分専用のパレットが作れるっていうコンテンツも魅力的でした。
石井リナ:メリーゴーランドもあるって凄いですね!
エリ:私は、DIESELが教会でやっていたイベントに行きたかったですね。タイミングが合わなくて行けなくて。あとで他の人のSNSみたら凄いインスタ映えする感じでかっこ良かったです!あと呼ばれている人たちもカッコいいインフルエンサーとか有名人ばっかりでますます行きたくなりました。(笑)
石井リナ:確かに派手なイベントで装飾とかセットも綺麗だと、見たいし、SNSに投稿したくなりますよね。今日はありがとうございました!
まとめ
イベンターやマーケターの方々は焦りを感じる様な赤裸々なインタビューだったのではないでしょうか。インフルエンサーの力を借りるのであれば、彼女たちが本心で喜ぶ様なコンテンツを作る必要があるなと痛感します。
また、毎日の様にブランドなどのイベントに呼ばれる彼女たちの目は肥えていく一方です。彼女たちの期待を超えるコンテンツを作り、写真を撮りたいと思ってもらい、発信してもらう必要があるのです。もちろんインフルエンサーマーケティングをするのであればの話ですが。今後もCOMPASSでは、彼女たちの様なインフルエンサーの声も発信していきます。
SNSプロモーションにおけるインフルエンサーへのインタビューはこちら から
Photo:ENO SHOHKI