InstagramのStories(ストーリーズ)といえば、広告メニューがいよいよ登場するというニュースが昨日流れたばかり。また、若者のコミュニケーションもInstgaramのフィードからStoriesに移行しているといっても過言ではないほど、投稿数多く、日々アクティブに利用されています。注目のStoriesですが、COMPASSでは、Instagramに対し、Storiesの実装背景や、どのようにユーザーが投稿しているのか、ユーザートレンドについてインタビューをしました。
インスタジェニックではない投稿もしやすい
ーStoriesの利用者数は?
現在、毎日1.5億人以上がインスタグラム ストーリーズを利用しています。(2017年1月時点)
ーStories(ストーリーズ)の実装に至った背景や目的を教えて下さい
Instagramより
インスタグラムが創業時から大切にしていることのひとつに ”コミュニティファースト(コミュニティを最優先に)”があります。インスタグラムはコミュニティ(利用者)あってこそのプラットホームで、彼らがどのようにインスタグラムを使っているのか、フィードバックに常に耳を傾け、機能のアップデートなどに活かしています。
Instagram Stories(インスタグラム ストーリーズ)を実装したのも、利用者からの声に応えるためです。サービスを開始して6年(ストーリーズ導入時は5年)が経ち、コミュニティが拡大するにつれ、「インスタグラム=日々のハイライト(特別な瞬間)をシェアする場所」という認識が高まってきました。何枚も撮影した中のベストショットや、完璧な構図、美しく編集された動画でないと投稿しづらいという声が聞かれるようになったのです。もちろん、これらのハイライトも重要な瞬間ですが、その合間に存在する何気ない瞬間を気軽にシェアできる方法として導入したのがインスタグラム ストーリーズです。
投稿したコンテンツは24時間で自動的に消えるので、いわゆる“インスタジェニック”ではない写真や動画も投稿しやすいですし、投稿頻度を気にする必要もありません。また、文字やお絵かきなど、ストーリーズだけのクリエイティブツールもあるため、コミュニティの皆さんには従来のフィードとはまた違った方法でインスタグラムを楽しんでいただけるのではと思っています。
告知として、クリエイティブツールとして、多様に楽しまれている
ーStoriesユーザーの方々はどのようにStoriesを楽しんでいますか?
機能を実装してから日がまだ浅いので、色々と試しながら、様々な楽しみ方をしていただいているという印象です。フィードに投稿している写真の舞台裏や制作プロセスをストーリーズに動画で投稿したり、アカウントに特定のテーマを設定している方は、それ以外の写真をシェアして内容によってフィードとストーリーズを使い分けることもあるようです。お絵かきやテキストツールを多用したり(@adehogan)、フィードに投稿しなかったアザーカットをシェアしたり、告知に利用する(@kenta_soyoung)方もいらっしゃいます。
イラストレーター @adehogan
コミカルフォトグラファー @kenta_soyoung
ーStoriesユーザーからの声や反響を教えて下さい
「テキスト/お絵かきツール、ステッカーなど、フィードにはないクリエイティブツールがあるので、写真や動画をより簡単に編集できるのが楽しい。」
「投稿内容が24時間で消えるのと、スライドショーのような形式で表示されるため、好きなだけ投稿できる。また、いいね!の数やコメントが表示されないため、リアクションを気にすることなく気軽にシェアできる。」
「きれいに編集した動画でなくても気軽にシェアしやすいし、ブーメランも同じカメラで撮影・投稿できるので、動画を投稿することが増えた。」など多くの反響を頂いています。
どんなに些細な瞬間も、Storesのおかげで、更にシェアしやすくなったと感じる方は多いのではないでしょうか。加えて、Storiesからダイレクトにコメント送信ができるため、友人同士のコミュニケーションの量も以前より増えたなと実感します。Instagramへのインタビュー後半はStoriesの企業トレンド編です!お楽しみに。