スーパーボウルはアメリカで最大級のスポーツイベントであり、広告業界にとっても、プロモーションの場として、非常に重要な役割を担っています。
中でもSnapchat(スナップチャット)とSTATS LLC(次世代のスポーツテクノロジー、データ、およびコンテンツを提供している企業)がいくつかのスポーツリーグとパートナーシップを組み、Snapchatのジオフィルターを利用したプロモーションを実施しました。リアルタイムで、スコアがジオフィルターに反映されるという仕組みとなっており、観客の心を掴んだ施策となっています。
Mobile Marketer より
こちらのジオフィルターは、指定のスタジアム内でのみ使用することが可能です。現在、アメリカ国内のみ対応となっていて、NBAやNFLのスポーツイベントで対応しています。
そして、ジオフィルターに表記されるのは、スコアだけではなく残りのプレイ時間も伝えることができます。また、ユーザーは、テレビでの生中継を見ているような感覚で、Snapchatの投稿を見ることができるのです。
DIGITAL TRENDS より
このシステムは、スポーツファンから大きな注目を集めていて、開始一週間にあった51ゲームでのユーザーのジオフィルターの利用回数は合わせて2000万回にも及びました。
Live-Score integration in Snapchat for @Angels is absolutely fantastic. #smsports @mlb pic.twitter.com/s1tkBcJe2R
— Chase Hathaway (@ChaseHathaway) 2016年5月19日
(@AngeldeのSnapchatライブ スコア配信は非常に素晴らしい。)
Snapchat added a filter with a live box score. Pretty cool pic.twitter.com/HsFBWJHNTE
— Lance Davis (@lrd0015) 2016年2月8日
(Snapchatがライブスコアのジオフィルターを追加したよ。超クール!)
TwitterやFacebookのライブ配信の強みは、ユーザー同士が会話出来ることですが、Snapchatはユーザー同士の親密さ(その瞬間の写真や動画を送り合う)にあります。
スポーツイベントでのジオフィルター活用したプロモーションは、臨場感あふれる瞬間をその場で、ダイレクトにメッセージとして届けることが可能です。加えて、スピーディーにコンテンツと、ユーザーを結びつけることが出来るため、ユーザーと企業ともにメリットのある活用方法ではないでしょうか。
さいごに
米国ではTwitterやFacebookよりも、ミレニアル世代に関しては、Snapchatが主流なSNSとなっています。場所や日により、利用できるコンテンツが変わるという点で、ユーザーの興味を常に惹きつけています。今回のプロモーションの様に、企業や団体がジオフィルターを活用し、ユーザーと密にコミュニケーションをとる事例は増えています。引き続き、COMPASSではSnapchatをマークし、情報をお届けしていきます。