昨年、日本上陸した音楽ストリーミングサービスSpotify(スポティファイ)。Apple Music をはじめさまざまな音楽配信サービスがある中、Spotifyの強みとして挙げられるのはプレイリストの多さと質の高さです。ユーザー自身がプレイリストを制作し、公開することができることはもちろん、アーティスト本人たちによって作られたものまでその種類は様々です。
3月10日から19日までアメリカテキサス州オースティンで行われている音楽フェス、SXSW(サウスバイサウスウエスト)のプレイリストをSpotifyは公開しました。
SXSWに合わせたプレイリストを作成
Instagram StoriesではSXSWに合わせたプレイリストを公開し、フォロワーの関心を引きました。
スワイプするとそのままプレイリストが閲覧できます。この投稿で紹介されているは今年SXSWに登場した新人アーティストたちの楽曲を集めたプレイリストです。
Spotifyより
スワイプするとそのままプレイリストが閲覧できます。この投稿で紹介されているは今年SXSWに登場した新人アーティストたちの楽曲を集めたプレイリストです。そして、アプリに誘導することはできないため、スワイプ先のページはプレイリスト用に作成していることも分かります。プレイリストに入っている曲は全てSXSWで演奏されたのもので、またロックやヒップホップなどジャンルを問わず制作されています。
Spotifyより
LIVEをしているアーティストのプレイリストに誘導
Instagram Storiesでは会場のライブの様子も投稿しています。ライブに登場するアーティストの曲をプレイリストでチェックすることができるように誘導を促しました。また出演アーティスト本人からのメッセージも投稿しています。
Spotify Instagram Storiesより
(全ての歌詞を知っているファン)
Spotify Instagram Storiesより
”Diet Cigのアレックスよ!私たちの曲をSpotifyで聞いてくれてありがとう!SXSWからお届けしました!”(スワイプして@dietcigmusicの曲を、SXSWのプレイリストでさらに詳しく!)
この投稿をスワイプするとそのまま彼らの曲が収録されたプレイリストを見ることができます。これにより、気になったアーティストの曲を検索する手間なく聴くことができます。こうして他のアーティストに関しても、LIVEの様子と、彼らのプレイリストをリンクさせ、投稿しました。
Instagram Storiesを使って投稿とプレイリストをリンクさせることで、たとえ会場にいなくても会場で演奏された音楽を楽しむことができます。また、フォロワーもプレイリストを通して新たなアーティストを発見することができ、さらにSpotifyの利用が期待できます。Spotify、アーティスト、ユーザーそれぞれにとって良いコミュニケーションを生み出している今回の事例。今後のSNS活用に関しても注目です。