アメリカの大手テック・IT系メディア「The Verge」とは
The VergeはVox Mediaが運営するアメリカの大手テック・IT系メディアです。Vox Mediaは不動産やスポーツ、IT系のメディアなど計6つのメディア運営を行っている、新たな形のメディアカンパニーで、The Vergeはその中でテック・ITを中心に取り扱うメディアです。掲載している記事はIT・テック系だけにとどまらず、カルチャーにまつわる記事も掲載しています。
The Vergeができたのは2011年ですが、Facebookページは2017年7月現在で300万人以上からフォローされており、人気のメディアであることが伺えます。加えて、Youtubeチャンネルを開設し、オリジナルの動画コンテンツの作成なども行っています。Youtubeチャンネルへは、The VergeのトップページのVIDEO欄から飛ぶことができます。
週の注目記事をまとめて動画で見せる
The VergeはInstagram Storiesを上手く使い、ファンに記事を届けています。The Vergeは現地時間で毎週日曜日の夜に、「TOP 5 STORY PICKS OF THE WEEK」というタイトルのStoriesを投稿しています。
Instagram Storiesに投稿される記事は、1週間で投稿された記事の中から5つピックアップした記事です。それぞれのストーリーには記事のタイトルや、簡単なディスクリプションが白字で記述されています。背後では、記事に関する動画や、キャプションの画像が表示されています。
5つのStoriesは、それぞれ上にスワイプすることで、The Vergeの該当ページやThe VergeのFacebookページに飛び、記事を読むことができます。5つのStoriesはテック系、IT系、車に関するものなど、The Vergeが掲載している様々なジャンルのもので構成されています。
5つの記事を見終えると、最後には「STAY TUNED」(日本語で『乞うご期待』)と書かれた投稿を掲載しています。
リソースがなければ週に1度、注目記事をまとめて紹介を
メディアとしての好ましいInstagram Storiesの運用は、毎日記事を紹介するという高頻度な運用でしょう。実際に海外では、毎日のようにStoriesを投稿し、自社メディアへ導線を貼る運用をしているメディアもあります。
毎日Storiesの縦型静止画や動画を制作し、運用するリソースがないのであれば、The Vergeのように注目記事だけをまとめて、週に1度紹介するという方法でも効果的です。また、スワイプアップできることが前提の話ですが、反応の良かった記事であれば、Stories経由であっても多い流入が見込めるはずでしょう。
Source by The Verge Instagram