今回はファッションメディア「Who What Wear」がInstagram Stories(インスタグラム ストリーズ)にて公開した事例を紹介します。特集のために、Instagarmアカウントを複数作成し、各アカウントにユーザーを誘導するという施策です。
特集ごとにInstagramアカウントを作成
本アカウントと別に、Spring Issue(春号)というアカウントを立ち上げています。そして、今回の取り組みは、本アカウントのInstagram Storiesを活用して説明しました。6つのステップに分けて紹介しています。
初めの投稿にはWho What Wearが制作した春号のアカウントがタグ付けされています。そのアカウントに飛んで見ると、6枚の投稿で1つの写真を表現しています。この春号のアカウントでは、7つの特集を紹介しており、スクロールすることで自分の読みたい特集記事を探すことができます。
気になる特集を見つけたらその特集の写真の1つをタップ。6つ写真1枚で、1つの写真が表現されていますが、その投稿全てに、特集毎のInstagramアカウントがタグ付けされています。
例えば人気モデル、女優のエマ・ロバーツのインタビュー記事が気になったら、彼女の写真の投稿をタップ。
すると、エマ・ロバーツのインタビュー記事のみを扱ったアカウント、The Spring Issue:Emma Robertsへ飛ぶことができます。投稿の表示をリストモードに切り替えることで写真とフルインタビューを交互に楽しむことができます。
このように、特集ごとに他6アカウントを制作しています。
@thespringissue_shaninashaik
@thespringissue_styledby
@thespringissue_mirandakerr
@thespringissue_trendreport
@thespringissue_selahmarley
@thespringissue_selloutreport
今回の事例は実験的な試みだったようで、最後に、感想をDMで募っています。
また、アカウントのトップにはWebページのURLがついていますが、あくまでメインはInstagramアカウントで、サイトではモデルの着用商品の詳細やインタビューで登場した印象的なフレーズのみを切り取り、掲載しています。
SNS内でコンテンツを読んでもらう
Webページに誘導するのでなく、別のInstagramアカウントへ誘導させ、そのアカウント内で特集記事を呼んでもらうという施策を実施しました。自社のWebページの中でコンテンツを呼んでもらうという発想が当たり前だった中、斬新な発想ではないでしょうか。
若年層を中心に、多くのコンテンツがスマートフォンやタブレット、更にはSNSの中だけで見られることが多くあります。そうしたデバイス、コミュニティの中で、いかに見やすくコンテンツに触れてもらえるか、Who What Wearの工夫を是非、The Spring Issue で感じてみてください。
Photo by Who What Wear Instagram Stories