2017.5.29

「dodo point」(ドド ポイント)というポイントシステムをご存知でしょうか。株式会社Spoqa(スポカ)によって開発されたシステムで、小売店舗向けのクラウド型ポイントシステムです。dodo pointは、ポイントカードやスマートフォンのアプリを使わないポイントシステムです。


ポイントカードもアプリも不要

dodo pointは、タブレット1つで、ポイントを貯めたり使ったりすることができます。ポイントを貯める際は、タブレットの「ポイントを貯める」をタップして、自分の携帯番号を打ち込むだけ。

また、ポイントを使う際には「使用/照会する」をタップして、こちらも自分の携帯番号を打ち込みます。すると、現在自分の持っているポイントの合計と、交換できる商品のリストが表示されるので、そこから交換したい商品を選ぶことができます。

ポイントを貯める際にも、使う際にも、店頭に置いてあるタブレットに自分の携帯番号を打ち込む必要があります。携帯番号は、画面上にマスキングされた状態で表示され、周りの人に画面を見られても、個人情報は流出しません。


細かな顧客管理によるクーポンの配信を

dodo pointを導入することで、店舗は多大なメリットを享受することができます。ポイント管理を行うタブレットと同一のタブレットで店舗側の管理画面を開くことができます。

管理画面では、非常に詳細に顧客データの管理を行えます。来店日時、来店回数、購入金額、購入内訳、年齢、性別などのデータを全て収集しています。

また、携帯番号を使ってポイントを管理しているため、SMSを使ってクーポンの配信を行うことができます。従来あった誕生日や祝日に合わせたクーポンのみならず、来店時、毎回特定の飲み物を頼む顧客のみに、その飲み物に最適な食事のクーポンを配信することもできます。

携帯番号を使った顧客管理によって、手軽、かつ届けたいユーザーに対して適したクーポンを配信することができます。

dodo pointはクラウド型のポイントシステムであるため、ポイントの形態も選べます。スタンプカードのように来店することでポイントが貯まるものや、購入金額に応じてポイントが貯まるもの。ポイントの使い方も、商品と交換するものや、貯まっているポイントに応じてお会計から割引をするものなど、多様です。


ストレスフリーでポイントの利用を

dodo pointによってもたらされる顧客側の最大のメリットは手軽さです。従来のポイントカードや、スマートフォンのアプリを使ったシステムと異なり、店舗に置いてあるタブレットでポイントを貯めたり、使ったりできるのでストレスフリーにポイントシステムを利用することができます。

 

また、スマートフォンのアプリを使って全ての店舗のポイント管理をすることができます。現在貯まっているポイントの確認、現在使用可能なクーポンの一覧、さらには位置情報を使って自分がいる場所の近くでdodo pointを取り入れている店舗を探すこともできます。

 

dodo pointは店舗側にも顧客側にもメリットの多いポイントシステムです。ターゲットを絞ったクーポンの配信や、細かな顧客分析によって、顧客のリピート率を上げています。今後さらにdodo pointを導入する店舗が増え、近い将来、ポイントカードもアプリも不要なポイントシステムが普及するかもしれません。

 

All Sources by dodoアプリdodo point Japan2015dodo store blog

Written by
竹林広
1996年生まれのフリーライター。京都出身。慶應義塾大学文学部に在学し、人間科学を専攻。フリーライターの父を持ち、父の働く姿を見てライター業に興味を持つ。趣味は麻雀。
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竹林広
1996年生まれのフリーライター。京都出身。慶應義塾大学文学部に在学し、人間科学を専攻。フリーライターの父を持ち、父の働く姿を見てライター業に興味を持つ。趣味は麻雀。
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