こんにちは、石井リナです。
先日コスメティックブランド「GUERLAIN」(ゲラン)が新商品のリリースイベントを実施致しました。リアルイベントにおける、インフルエンサーや来場者に向けたロイヤリティの高め方と拡散を目指した演出など、様々な施策が用意されていたので、レポートしたいと思います。
今回ゲランで見られた、リアルイベントにおける重要なポイントは下記5点です。
①招待状もインスタジェニックに
② きちんと製品を体験してもらう
③フォトスポットを出来るだけ用意する
④ 拡散が見込めるデジタルコンテンツの準備
⑤ お土産を用意し、イベント後の拡散を期待
順を追ってご紹介していきます。
①招待状もインスタジェニックに
関係者や招待する方に送付する招待状も見た目を気にした作りにしており、可愛らしい、なんともインスタジェニックな作りに。可愛らしい招待状や、自慢したくなるような珍しい招待状であればあるほど、SNSに投稿される可能性も期待できます。
② きちんと製品を体験してもらう
今回のGUERLAINのイベントでは入場した際に、小さい紙が配布され、最後にお土産が用意されていることが告げられます。また好きな色をチョイスできるとのことで、製品ブースは、お土産に何色を貰おうか実際に手に取り、確認する女の子でごった返していました。
タッチ&トライを進められることが多いのですが、時間が取られそうだと思ったり、この後も予定があって、と気が引けて製品を手に取らない場合も多いのが実際のところです。ただ、最後に自分の欲しい色がプレゼントされるということもあり、自ら進んで製品を試している人が多くいました。
きちんと体験してもらことで、SNSに投稿する際にも、体験したからこそ分かるコメントを記載してくれます。商品の良さを実際に分かってもらうためにも、手に取ってもらうポイントを作る必要があります。
③フォトスポットを出来るだけ用意する
リアルイベントにおいてSNS拡散を見込む場合フォトスポットの用意は鉄則中の鉄則です。ただ、そうしたフォトスポットをどれだけ用意できるか、また面白い仕掛けで用意できるかが重要です。
よくあるフォトスポットは壁に企業やブランドロゴが貼ってあるだけのパネルであることが多いですが、どこのイベントでも似通ったものが増えてきました。実際にインフルエンサーがSNSに投稿する写真も、パネルの前ではなく、他の場所で撮影した写真が増えてきたなと実感します。
今回は、大きなイベントだったこともあり、フォトスポットが数えきれないほど用意されていました。
照明も用意されたメインブース
多角形のフォトブース
階段を使ったフォトスポット
https://www.instagram.com/p/BD5bMUHNlXk/?utm_source=ig_share_sheet&igshid=tl73e2nk4egp
フォトジェニックな絵
ブランドをイメージしたフード
多くの方を呼んでいるイベントであればあるほど、写真撮影で列をなすということは勿体ないことです。あらゆる場所で撮影が出来る様な工夫がされていると、参加者にとっても楽しく積極的に撮影が出来るのではないでしょうか。
④ 拡散が見込めるデジタルコンテンツ
今回はSnSnap社が提供している「#SnSnapチェキ」が導入されていました。参加者が指定のハッシュタグで投稿した写真がスタッフの持っているタブレットに収集され、その場で自分の写真をクリックします。すると、スタッフの腰ポケットにつけられた小さな機械から、チェキがプリントアウトされて出てきます。
InstagramやTwitterなどのSNSに投稿しないと、このチェキはプリントアウトされないため、SNS投稿の促進ツールとも言えます。
加えて、イベントのお土産として持って帰ってもらえる為、ロイヤリティを高める施策としても有効です。
⑤お土産の用意
後日の拡散や体験を見込んだ施策です。お土産の写真がSNSに投稿されることはなかったとしても、実際に製品を使ったもらうことでインフルエンサー自身が製品のファンになることが十分に見込まれます。また、化粧品の場合、口コミを信頼するユーザーも多いため、出来るならば、お土産を準備し、参加者を見込み顧客にするというのも大切です。
まとめ
今回のリアルイベントにおける重要なポイントは下記5点です。
①招待情もインスタジェニックに
②きちんと製品を体験してもらう
③ フォトスポットを出来るだけ用意する
④ 拡散が見込めるデジタルコンテンツの準備
⑤ お土産を用意し、イベント後の拡散を期待
今回のイベントはかなりお金やリソースが割かれていたイベントだと思います。自分たちであれば、どの部分は真似できるのか取捨選択し、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。