日本でも、動画を活用したECサイトを見る機会が増えてきましたが、まだまだビデオコマースへのシフトは緩やかです。ファッションブランドのStella MaCcartney(ステラ・マッカートニー)はタップ機能とEC機能が連動した動画を2015年に公開しました。今回は、ビデオコマースを積極導入していた、こちらの事例にフォーカスしていきます。

タップするだけで購入画面へ!

以下の動画は一見、商品を着たモデルのよくあるプロモーション映像のように見えます。しかし、動画をタップすると、連動して、ファッションアイテムをカートに入れることができます。

      


動画内でモデルが着用している服をタップしてみると、下のカートに該当の商品が保存されていきます。タップすればするほどアイテムがカートに入っていきます。


そして、動画の最後に購入画面を閲覧することができます。
映像の中でモデルの着用例が見れることで、静止画で見るよりも着用イメージが湧きやすく、ユーザーの購買意欲の向上へと繋げることも可能です。

 

 

このビデオの仕組みとは

このビデオが制作できるサービスである、Cinematique(シネマテック)は世界初のタッチできる動画として提供をしています。Cinematiqueの公式サイトでは無料で誰でもビデオのクリエーターになることができます。

はじめに、あらかじめ元となる映像を作り、タップしてほしい部分にピンをつけます。そしてその場所にタップしたものがさす商品のリンクを貼り付けます。また、このピンの使用数は無制限で、1つの動画内で何アイテムでも紹介できる、というのも企業にとっては嬉しい点です。

購入だけでなく、情報のシェアもできる

この技術はさまざまな商品に対しても活用されています。ファッションマガジン、V MAGAGINE(Vマガジン)と化粧品メーカーLancôme(ランコム)がタッグを組み、大人気モデルを使ったこの動画もCinematiqueによって制作されたものの1つです。

イベントに向かうまでの準備を撮影した映像の中では、彼女が使用しているコスメはもちろん、V MAGAGINEのオフィシャルサイトや、ビデオ内でされたメイクのハウツー記事へ飛ぶことができます。

映像の中で気になったものをタップし、そのままその商品や情報をチェックできてしまうCinematique。カテゴリーを問わず多方面の分野で活用されることは間違いありません。ビデオで情報を取得する、購買するという姿は、日本でも遠い未来の話ではありませんよね。

 

All photos by Cinematique

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丹羽めぐみ
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丹羽めぐみ

東京出身。1995年生まれ。大学では洋画をもとに海外文化を研究。ファッション系ウェブメディアでライターとしても活動中。海外旅行と映画観賞が大好き。