2016.12.16

ロンドンを拠点に、デジタルとファッションを融合させたイベントを施策している企業「YRSTORE(ユアーストア)」をご存知ですか?彼らはライブプリントによって、Tシャツや靴下など、様々なファッションアイテムをその場でカスタマイズすることを可能にしました。デジタルを駆使した、ユーモアのあるプロダクト作りが大きな注目を集めています。今回は、彼らのプロダクトの紹介からどのような施策を行っているのかご紹介していきます。

ライブプリントで生み出す、自分だけのアイテム

彼らが生み出すライブプリントは、本来であればカスタマイズすることが難しい、「サイズ・色・デザイン」カスタマイズすることができます。カスタマイズは、専用のタブレットで消費者が操作することが可能です。カスタマイズできるアイテムは、Tシャツをはじめとした、服やスマホカバー、靴下など幅広くあります。

イギリスのメンズファッションブランド「TOPMAN」(トップマン)は、メンズラインに加えて、ユニセックスに対応したTシャツを作るというプロモーションを実施しました。Tシャツの型を選び、デザインを選び、そのデザインやモチーフの大きさや、その他にも重ねるデザインなどを選択することが可能です。そしてデザインはスタンプのように大きさが決まっているわけではなく、タッチパネルで拡大・縮小をし、大きさも自由自在に変更することができます。

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Vimeoより

1枚5分で印刷が可能

デザインが完成するとアイテムの印刷を始めます。このライブプリントで使用される「ダイ・サブリメーション」システムが、高度かつ高速でのプリントを可能にしています。1枚にかかる所要時間はおよそ5分。10分以内に自分が制作したTシャツが手に入るといっても過言ではありません。
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Vimeoより

ビーチサンダルやボトルも

他にも、ビーチサンダルやパソコンケース、ボトルなど、幅広いアイテムもプリントすることができます。

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YRSOTREより

NIKEやAPEも導入

ライブプリンティングでは、先ほど取り上げたTOPMANの施策の他にも、NIKEやAPEなどのアパレルブランドとタイアップをしています。

NIKEiDのフットボールイベントでの施策

ストリートブランドAPEでの施策

1 to 1マーケティングという言葉も流行しているように、カスタムメイドしたモノの人気が高まっています。そうした時流の流れに乗ったプロモーションの1つであり、サービスであると感じます。日本にやってくるのも、そう遠くない未来なのではないでしょうか。

Written by
Sarah Owie
ファッションマルチエディター志望の1994年生まれ。現在カナダの大学を休学中。ファッション系ウェブメディアでのライターや、ライフスタイル系キュレーションメディアのキュレーターとしても活動中。ひそかに自身のインディペンデントマガジン発行に向けて日々邁進中。
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Sarah Owie
ファッションマルチエディター志望の1994年生まれ。現在カナダの大学を休学中。ファッション系ウェブメディアでのライターや、ライフスタイル系キュレーションメディアのキュレーターとしても活動中。ひそかに自身のインディペンデントマガジン発行に向けて日々邁進中。
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