適切な関係の実現へ

Instagramは、インフルエンサーやパブリッシャーなどのクリエイターと企業の適切な関係を実現するために数週間のうちに機能改善をします。スポンサーとのビジネス関係にある投稿に対して、「◯◯◯(ブランド名)とのタイアップ投稿」とサブヘッダーに表示することが可能となります。これは、フィードへの投稿、Storiesともに可能です。

 


サブヘッダー部分にPaid partnership with volvocarusaの文字

 


サブヘッダー部分にPaid partnership with Chobaniの文字

 

つまり、インフルエンサーやクリエイター、パブリッシャーはスポンサー関係にある投稿をする際には、「タイアップ投稿」の設定をすることが求められます。ハッシュタグが20個ほど並ぶ中に、#PRと書かれていたインフルエンサーの投稿も、今回のアップデートにより、スポンサー関係にあることが分かりやすく、閲覧しているユーザーにとって親切なものとなります。

 

また、今回のアップデートにより、インフルエンサー、企業ともにインサイトによって、投稿管理がしやすくユーザーの動向を確認することができます。

 

Instagramからの発表は

今回のアップデートに関して、Instagramは以下のように発表しています。

 

健全なコミュニティを実現するために

利用者同士が築き上げるコミュニティこそがInstagramの原動力であり、最大の特徴でもあります。クリエイターとビジネスとの協業関係もまた、Instagramというプラットフォームにおける重要な体験のひとつです。Instagramは、健全なコミュニティを実現するためには、報酬の授受が存在するパートナーシップによるコンテンツについて、高い透明性と一貫性が必要だと考えています。

 

XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿」タグとインサイトツール

今回提供される新しいツールによって、クリエイターは協業しているビジネスを簡単に投稿にタグ付けできるようになります。フィード及びストーリーズ投稿には「XXX(ブランド名)とのタイアップ投稿」というサブヘッダーが付き、スポンサー関係にあるビジネスの名称が続いて表示されます。こうすることで、投稿されたコンテンツの背景にある関係性がより明確になります。また、ツールを使用してタグ付けすると、クリエイターとビジネスパートナーの両者が、該当する投稿のインサイトにアクセスできるようになり、投稿に対するフォロワーの反応を簡単に共有できるようになります。

 

今後の展開

今回のアップデートは、これらのツールがコミュニティにどのように受け入れられるかを探るための第一歩であり、当面はフィードバックを集めることに注力します。最初はごく少数のクリエイター及びビジネスを対象にツールの提供を開始し、数ヶ月以内に、公式なポリシーと施行ガイドラインをもって提供範囲を拡大する予定です。

 

企業、インフルエンサーともにリテラシー向上なるか

インフルエンサーマーケティングの盛り上がりにより、ステルスマーケティングが危惧される昨今、Instagramはプラットフォームとして、企業とインフルエンサーの正しい関係性を実現すべく、行った機能改善です。米国では、ステルスマーケティングを厳しく監視する連邦取引委員会という組織があり、数多くの著名なセレブリティが注意勧告を受けています。

 

日本では企業、インフルエンサーともに、ステルスマーケティングのリテラシーや意識がまだまだ低く、現在まで曖昧な投稿も多く散見されてきました。今回の機能改善により、企業、インフルエンサーともに設定を依頼、実行する責任が生じます。今回の機能改善により、日本でもスポンサー投稿による意識が改善され、正しい情報発信が増えていくのではないでしょうか。

 

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石井リナ
Post Author

石井リナ

COMPASS編集長 1990年生まれ。SnSnapで事業開発を担当し、COMPASSの編集長を務める。新卒でオプトへ入社し、WEB広告のコンサルタントを経て、SNSコンサルタントとして企業のマーケティングに従事。デジタルプロモーションを中心としたライター業や、セミナー講師などとしても活動を広げている。 執筆書籍:「できる100の新法則 Instagramマーケティング」