InstagramはInstagram Stories(以下、ストーリーズ)を活用したコミュニティ作りに力を入れている。この背景には、日本のInstagramデイリーアクティブアカウントのうち70% がストーリーズを活用していること、日本において1日あたり700万件のストーリーズ投稿がシェアされていることなどが挙げられる。また、ストーリーズは近年注目が集まっている機能であり、日本の利用者が投稿するストーリーズの数は、2016年9月と2018年9月の比較で20倍に増加しているという事情もある。

そして、2018年10月30日、Instagramはストーリーズで使えるカメラエフェクトに、お笑いタレントの渡辺直美さんによる2種類のデザインを追加した。渡辺さんのトレードマークとも言える、カラフルで個性的な髪型を体験できるエフェクトとなっている。

渡辺直美さんのカメラエフェクトを使ったストーリーズ(編集部撮影)

この新機能について、2018年初め、Instagramは著名人やクリエイターがストーリーズ用のカメラエフェクトをデザインできるようになる予定だと発表していた。実際に機能が導入されたのは6月。それ以降、歌手のリアーナ、俳優のウィル・スミス、NBAやラグジュアリーブランドのGucci Beautyなど、様々な著名人やアーティスト、公式アカウントなどが、個性あふれるカメラエフェクトをデザインしてきた。

そして、今回渡辺直美さんはアジア太平洋地域でカメラエフェクトをデザインした初の著名人となった。


日本人で最も多いフォロワー数を持つ渡辺直美さんのinstagramアカウント

この著名人カメラエフェクトを利用するには、まずその著名人をフォローしなければならない。フォローし、ストーリーズ専用カメラを開き、画面右下に表示される顔のアイコンをタップすると、エフェクトを選択することができる。

また、自分のフォロワーが著名人カメラエフェクトを使ったストーリーズを投稿していると、そのストーリーズ画面上部に「作成:○○さん・試す」と表示される。「試す」をタップすることで、自分のストーリーズにエフェクトを追加できる。

 

今回のデザインについて、渡辺直美さんは次のようにコメントしている。

「私のトレードマークとも言えるお団子ヘアと、ピンクのおかっぱウィッグをデザインしてみました。ハロウィンはもちろん、イベントごとが多い年末年始にかけて、ぜひ友達と楽しんでいただければと思います!」

渡辺直美さんは現在Instagramフォロワー数ランキングで国内1位の830万フォロワーを獲得している。また、アーティストのビヨンセのモノマネをすることでも知られ、海外からの人気も高い。国内外を問わずInstagramerとしても人気を集めるからこそ、今回の起用となったのだろう。

NBAの提供しているエフェクトでは、ストーリーズでカメラを起動するとバスケットボールのゴールが現れる

 

COMPASSでも顔認識のアプリ特集記事を掲載しているが、様々なカメラアプリの中でも著名人やブランドが直接エフェクトを作成している例は他にない。今までInstagramを登録していなかった、または登録していたがストーリーズをほとんど使ったことがなかったというユーザーの中に、渡辺さんのファンがいれば新たにストーリーズ活用が盛り上がるだろう。また、今後さらに日本の著名人やファッションブランドデザインのカメラエフェクトも登場し、盛り上がりを増すかもしれない。

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竹林広
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竹林広

1996年生まれのフリーライター。京都出身。慶應義塾大学文学部に在学し、人間科学を専攻。フリーライターの父を持ち、父の働く姿を見てライター業に興味を持つ。趣味は温泉と寺社仏閣巡り。