Instagramコミュニティの拡大が続いている。2018年11月1日、InstagramJapanはマーケター向けのイベント「Instagram Day Tokyo 2018」を開催した。この時点で、Instagramの月間アクティブアカウント数は2900万に達したと発表。Instagramにまつわるビジネスにも大きな影響を与えていることが伺える。

そこで今回は、日本のInstagramトレンドをお伝えする。

 

日本のトレンドは「ハッシュタグ検索」と「ストーリーズ」

日本では、Instagramは既に生活の一部となっている。5人に1人が目覚めの瞬間にログインし、ユーザーの20%が毎日Instagramの検索機能を利用している。

また、Instagramは女性ユーザーが多いと思われがちだが、男女比率を見ると57%女性、43%男性となっており、予想以上に男性の利用者がいることが分かる。特に、男性ユーザーの利用頻度は、去年と比べ91%増加している。

 

また、Instagramは自分の経験をシェアするだけでなく、情報収集のツールのひとつになっている。4人に1人がハッシュタグ検索で情報入手しており、これは世界平均の約3倍だ。そんなニーズに合わせて、2018年Instagramにもショッピング機能が追加される(関連記事:インスタショッピング機能)など、ネットショッピングとの相性が格段に上がっている。

もうひとつ、日本ユーザーの特徴は、ストーリーズがアクティブなことだ。デイリーアクティブ利用者の70%が投稿しており、世界のなかでもトップレベルだ。さらにここ2年で投稿数は20倍となっている。

インターネット普及による購買行動の変化

そもそもInstagramのこのようなニーズが高まっている背景には、スマートフォン普及による購買行動の変化がみられる。消費者が購買行動に至るまでの「消費者の心理的意思決定モデル」に着目すると、これまで一般的だったAIDMA(アイドマ)から、インターネット時代のモデルとしてAISAS(アイサス)がある。

AIDMAモデルは、消費者がある製品やサービスを知り、購入に至る消費者行動がAttention(注意)→Interest(興味・関心)→Desire(欲求)→Memory(記憶)→Action(行動)というプロセスで進展していくとしている。主にTVや新聞、雑誌といったマスメディアが消費者の認知や関心に影響を与える。

AISASモデルは、Desire(欲求)Memory(記憶)がSearch(検索)として集約され、さらにAction(行動)後にShare(共有)のプロセスが加わっている。よって、Attention(注意)→Interest(興味・関心)→Search(検索)→Action(行動)→Share(共有)というモデルで表せる。このモデルでは、製品やサービスの情報は消費者によって能動的に検索され、さらに購買の前後を通じてSNSに投稿するケースが増えている。つまり近年では、実際の購買に至るまでのプロセスにおいてインターネット上のクチコミやSNSでの情報が大きな影響を与えていることが見てとれる。

こうした消費者行動の変化に加え、SNSの方が瞬間性、拡散性に長けているため、TVや雑誌よりもトレンドにあった情報が得られる。Instagramのユーザーでも、82%がインスタの投稿がきっかけで行動を起こしたことがあるとしている。また、43%がブランドサイト・ECサイト等で後日、商品確認や購入をするなど、Instagramは消費者へ購買のアクションを促す絶好の場になっていると考えられる。

 

今後、ますますハッシュタグ検索やストーリーズによる購入促進施策は高まる兆しだ。

 

 

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かんな
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かんな

1995年生まれ。静岡出身。首都大学東京経済経営学部に在学し、マーケティングを専攻。カメラが趣味でInstagramを中心としたSNSについて勉強中。