2017.2.27

企業がSNSを利用する上でのメリットに、フォロワーに企業の情報がシェアできること、そして、彼らとコミュニケーションがとれることがあげられます。今回はフォロワーと上手くコミニュケーションを図った、米アパレルブランド、Urban Outfitters(アーバン・アウトフィッターズ)のバレンタインシーズンにプロモーションに注目していきます。

ユーザーからコンテンツを収集

プロモーションのテーマはWE LOVE LOVE(私たちは愛を愛する)。Snapchat(スナップチャット)ではテーマに沿った動画をUrban Outfittersの公式ストーリーに投稿してもらうよう促しました。そして、誰でも気軽にキャンペーンに参加できるように、Urban Outfittersの公式アカウントを追加していないユーザーにも、投稿する際に選択できるUO Lovestoriesの枠を登場させました。

一方、Instagramでは フォロワーに#UOlovestoriesをつけての投稿してもらうように呼びかけ、Urban Outfittersのフィードではこのプロモーションに合わせて制作された動画がいくつも公開されました。

(WE LOVE LOVE. UO Love Storiesではさまざまな愛の形を探しています。友情、仲間、パートナー、恋人、兄弟、あなたのストーリーを #UOlovestoriesでシェアしてね!)

そして、バレンタインデー当日にシェアされたものをつなぎ、一つのプロモーション動画としてInstagram Stories(インスタグラム ストーリーズ)で公開しました。

集めた投稿で1つのショートビデオに

Urban Outfitters Instagram Stories より

フォロワーが投稿した”愛の形”は異性愛にとどまらず、同性愛、兄弟愛、友情愛はもちろん、ペットとの愛など、リアルで多様性溢れたものになっています。また、すべての動画の音楽が繋がるように制作されていて、まるでミュージックビデオのような映像となっています。ユーザーコンテンツを活用することで、企業の一方的な発信よりも、よりリアルで信頼度の高いメッセージを作り出すことができます。

ハッシュタグをさらに活用

また同時に#UOlovestorieのハッシュタグでは、Urban Outfittersで販売しているスマートフォン用プリンターを使ったバレンタイン用プレゼントアイディアを紹介しています。この投稿は#UOlovestorieのタグを利用した人に届けることができ、商品のプロモーションもかねてることが伺えます。

また商品を使ったワークショップも世界各地で開催され、1つのハッシュタグでさまざまな角度から、企画の認知度の向上へと繋げています。このように誰でも簡単に参加できる企画は、ブランドとユーザーの距離をさらに近づけることが期待されます。ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

Written by
丹羽めぐみ
東京出身。1995年生まれ。大学では洋画をもとに海外文化を研究。ファッション系ウェブメディアでライターとしても活動中。海外旅行と映画観賞が大好き。
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丹羽めぐみ
東京出身。1995年生まれ。大学では洋画をもとに海外文化を研究。ファッション系ウェブメディアでライターとしても活動中。海外旅行と映画観賞が大好き。
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