こんにちは、編集長の石井リナです。

2017年のいま、才能あるインフルエンサーがSNSから多く輩出される時代となりました。音楽やサーフカルチャーを背景に持ち、Instagramでは15万人フォロワーを誇るBabykiy(ベイビーキー)もその1人。圧倒的な人気や支持を得ており、エンゲージメントの高いファンが多くいることが彼女の強みでもあります。Instagramを通しても仕事をしてきた彼女は、どのように今に至るのか、また彼女を取り巻く環境についてもお話を伺いました。

コアなサーフ系女子の支持からはじまった

―Babykiy(ベイビーキー)さんの肩書は何になるのでしょうか?

Babykiy:肩書きに縛られるのが嫌なんですけど、話すとしたら、歌をやっているので、シンガーソングライターかアイコンと話してます。

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―15万人のフォロワーに至るまで、どのような活動をされてきているのでしょうか?

Babykiy:Instagramを始めたのは5年前くらいで、当時は、フォロワーが5,000人くらいだったんです。浜辺の近くに住んでいて、大きな犬を飼っていて、旅行も多くて、サーファーの彼氏がいてみたいな生活をそのまま投稿していたので、最初はコアなサーフ系の子たちが知ってくれていたんだと思います。その当時はいまみたいに何万人フォロワーとかっていう人もいなくて、5,000人でも多い方だったんですよね。あるWebメディアから記事を書いてみませんか?というお話を頂いて、SNS経由で仕事をしたのがそれ初めてでした。

サーフカルチャーのアイコンでもある彼女のInstagram

 

―そこからどのように、いまに至るのでしょうか?

Babykiy:自分は何を発信していったらいいのだろうと思ったときに、サーフカルチャーから幅を広げて、ファッションのこととかを投稿するようになってから、ファッションアイコンのような感じで、徐々にフォロワーも増えましたね。当時はファストファッションブランドばかりでしたが、年を重ねるにつれて考えも変わるじゃないですか?ハイブランドとか本当に良いものを持ちたいという嗜好に変わってから、そういうフォロワーさんも見てくれるようになったのかなと思います。

 

―何かのタイミングで急激にフォロワーが増えたわけではないんですね。

Babykiy:そうなんです。自分の場合は本当に徐々に増えてきましたね。

 

計画的思考と感受性の豊かさが セルフブランディング力に

―Instagramの統一された雰囲気のアカウントは見ていて気持ちがいいですし、ご自身でもファンの方との交流会などもされてますよね。セルフブランディング力も長けていると思うのですが、一体なぜなんでしょうか?

Babykiy:母親がミュージシャンで、その影響が大きいのかな。例えばダンスのスクールに入りたいとか、NYに旅行に行きたいとか、そういうお金が発生するときに、なんで行きたいのか、どのくらいの期間が必要なのか、必要な材料は何なのかとか、ナチュラルにですけど、常に説明を求められる環境があったんですよね。 だから、私自身も何かをするときに、どういう環境がよくて、どういう人の協力が必要でとかっていうのは考えるクセがついていたのかなとも思います。

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Babykiy:あとは姉もバレリーナだったりと、家族もみんな感受性豊かで、この空間にはもっとこの花があった方がいいよねとかっていう会話は常にあったので、表現することに関しても自然としていることかもしれないですね。

 

―家族から受ける影響が大きかったんですね。

Babykiy:感受性というところでは、小さいころに持たされていた人形はのっぺらぼうで顔がなかったんです。 1つの表情だけって普段おかしいと思うんです。だから悲しいときには悲しい顔に、嬉しそうなときには嬉しそうな顔にみえるようにと、少し変わったお人形をもってましたね。

 

ステマはしないし、気に入ったものしか紹介しない

―少し話は変わります。現在だと、SNSを活用したお仕事も多くされていると思いますが、どのように考えられていますか?

Babykiy:ポリシーとして、ステマはしないって決めてるんです。お金を頂いた案件でも、頂いたものは、頂いたと書くし、そうやって書けないものは受けないようにしています。あとは本当に良いと思ったものしか紹介しないですね。

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―ポリシーがしっかりされているんですね。商品のギフティングなども多いと思うのですが、そうしたものも投稿するかしないかは、良いか悪いかなんでしょうか?

Babykiy:そうですね。送ってくれる方も私のスタンスを分かっているので、あげなくても何も言われないですね。あとフォロワーさんも、みんなステマかなとか分かると思うんです。なのでそういうことはしないようにしてます。

 

加工もほとんどしないし、Storiesが1番アクティブ

―お聞きした話では、SNSを一時やめようと思ったこともあったと聞きました。

Babykiy:1年前くらいかな、周りのみんなが綺麗な写真をあげようとSNSにかぶりついていることに違和感を覚えて、SNSやめようかなとも思ったことはありました。ただ、そのときは自分も柔軟じゃなかったのかなと思って、いまは「写真をとるとき」、「その場を楽しむとき」とかって意識的に分けるようにしていますね。

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―Instagramの写真加工にも変化があったんですか?

Babykiy:iPhoneの画質もよくなったし、加工に時間をかけるのもなんだか馬鹿らしいので、今はあまり加工しなくなりましたね。Storiesとかに友人とかと楽しんでいる様子をあげている動画載せていることの

方が多いです。

 

―Instagram Storiesを使うことが1番多いのでしょうか?

Babykiy:いまは1番多いですね。周りの友人をみていても、みんなStoriesが1番使っているように感じます。そのときやっていることをあげたりと、「リアルな雰囲気」が面白いんだと思います。

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生活ができるようになったけれど、人生が変わったわけではない

―インスタグラマーとしても活躍されていますが、Instagramで人生が変わったと思いますか?

Babykiy:SNSのおかげで生活ができるようになったとは思いますが、小さいころから旅行に行ったり、自然が好きだったりとライフスタイルは変わってないと思います。ただ、自分を認めてくれる人が出てきたという部分では変わったのかなと。だから、フォロワーがつくということもそうですが、自分のやっていることも説明しやすくなった気がします。 Babykiy_2016_1226_6

―ファンがつくということがBabykiyさんを支持する人ということですよね。では最後に、今後の目標や展望を教えて下さい。

Babykiy:いまやりたいことだと、音楽なので、シンガーソングライターとして世の中にでていくことなんですけど、それだけではなくて、1人のアイコンとして、みんなに認知されることですね。いまはギターもって若い女の子が歌っているというだけで、少し形になるかもしれないけれども、そうではなく、30歳になって、子供が生まれて、ライフスタイルが変わったときでも認められるような存在になりたいなと思っています。

 

―本日はありがとうございました!

 

 

インスタグラマーというと、「旬モノ」というようなイメージを持つマーケターも多いかもしれません。しかし、彼女にとって、Instagramは自分を表す1つのツールでしかありません。そのことが痛感させられるような取材だったと感じます。家族からの影響を多分に受け、のびのび育った彼女は、リアルな場においても、SNSにおいても、きちんと自分の魅せ方を知っています。いまの窮屈なSNS時代にそぐわないような柔軟なマインドを持ち合わせた彼女には、今後Instagramが廃れた時がきても、怖いものなしというような軽やかさがあるのかもしれません。

 

Interview photo:ENO SHOHKI

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石井リナ
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石井リナ

COMPASS編集長 1990年生まれ。SnSnapで事業開発を担当し、COMPASSの編集長を務める。新卒でオプトへ入社し、WEB広告のコンサルタントを経て、SNSコンサルタントとして企業のマーケティングに従事。デジタルプロモーションを中心としたライター業や、セミナー講師などとしても活動を広げている。 執筆書籍:「できる100の新法則 Instagramマーケティング」