こんにちは、石井リナです。

「Victoria Secret」(ヴィクトリアシークレット)の姉妹ブランド「PINK」(ピンク)がSnapchat(スナップチャット)を活用した来店促進を目的としたプロモーションを実施しました。ユーザーに投稿してもらった静止画や動画を活用して自社アカウントで発信するという方法をとっており、その様子は6州横断で投稿されました。

Snapchatで優先的に告知を実施

ニューヨーク時間の朝10時頃からSnapchatで以下のような投稿がされます。
1_R   
訳:ヘイ!PINK Nationのみんな!あなたは私たちのナンバーワンよ、これがその証拠!(PINK Nationは、アプリをダウンロードしていてメンバー登録している会員を指します)

2_R
訳:今日限定!お店に足を運んでPINK Nationのロゴ入りヘッドバンドをタダでゲットしよう!

3_R
訳: お店で商品を買う必要はなく、100%フリーでもらえるよ!
4_R
訳: PINK Nationのみんな!私たちはみんながくるのを待っているよ!

PINK Nationとはアプリをダウンロードし、メンバー登録をしている会員を指します。また、PINK Nationは、大学とコラボレーションし、オリジナルのグッズを作成するなど、ティーンを中心に人気を博しています。

pinknation
iTunesより

そしてこれらの投稿を通し、アプリをダウンロードしている会員ユーザーに対し、「今日だけはヘッドバンドが無料でもらえるよ、店舗に急いでね」と来店促進をしています。言い換えれば、アプリダウンロードし、メンバー登録してくれればヘッドバンドをプレゼントするという意図にもなり、アプリダウンロード施策と来店促進の両方を兼ねた施策となっています。

ユーザーコンテンツを活用して盛り上がりを可視化

1時間後に、PINKのアカウントでは、マンハッタンや、カリフォルニアなどでヘッドバンドを手に入れた女の子たちがジオフィルター付きで貰った様子をセルフィーしている投稿が続きます。

▼NY
5_R 6_R
訳:NYのみんなも待ってるよ!

▼ミシガン
10_R 11_R
訳:ミシガンのみんなも!

▼オハイオ
18_R 19_R
訳:オハイオのみんなもね!

これらの動画や静止画は、ヘッドバンドの受け渡しの際に、撮影してもらうように依頼され、直接PINKのアカウントにSnapchatの動画を送り、使用されているものだと思われます。今回ご紹介したのは、NY、ミシガン、オハイオですが、他には、カリフォルニア、ミズーリ、ネブラスカも続き合計6州の様子が紹介されました。

更にPINKは、来店を促す様な投稿を2枚連続で投稿します。

20_R
訳:1人1個と数に限りがあるからチャンスを逃さないで、行動は早めにね!

21_R
訳:あなたはもう手に入れた?ヘアバンドを身につけて、あなたの街のジオフィルターと一緒に、私たちにスナップを送ってね!

ジオフィルターとは、Snapchatの人気機能の1つで、エリアに応じて出現するフィルターのことです。作成方法などはこちらの記事をご覧ください。

Snapchat主体のプロモーション設計

加えて、その他のSNSでは、どういう動きをしていたか見ていきます。

Facebook

Twitter

Instagram

 

We got you #PINKNation! Score a FREE Headband (NO purchase required) in stores today only, but act fast—these won’t last!

Victoria’s Secret PINKさん(@vspink)が投稿した写真 –


上記の3媒体では、全て同一の投稿となっており、Snapchatで行われた最初の告知よりよりも1時間ほど遅く投稿されています。今回のプロモーションはSnapchatがメインでキャンペーン設計がされており、その他のSNSは告知のみのツールとして活用されていたと伺えます。

Snapchatで投稿した後、Twitterにも投稿するユーザーも

またSnapchatに投稿した写真を、Twitterに投稿するユーザーも多く、エンゲージメントの高いプロモーションでした。


Snapchat
で優先的に情報発信し、フォローするメリットを

日本において、Snapchatのフォロワーを獲得したいと考えた時に、今回の事例の様に、他のSNSと比較して、メリットのある情報を優先的にSnapchatで発信するという方法があります。他のSNSより早く、Snapchatで情報を発信したり、特別なコンテンツが見られるなど、メリットを用意することで「あのアカウントはフォローしておいた方がいい」と口コミで広がる可能性も十分にあります。

米国ではすでに浸透しているSnapchatですが、日本ではまだまだマーケティング活用している企業も少ないです。様々なプレイヤーが出てきてから、フォロワーを増やすより、プレイヤーが少ない時期にアプローチをかけて、ユーザーを捕まえることの方が簡単です。是非今のうちからSnapchatのマーケティング活用を検討してみてはいかがでしょうか?

Snapchat画像:VSPINKアカウントより

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石井リナ
Post Author

石井リナ

COMPASS編集長 1990年生まれ。SnSnapで事業開発を担当し、COMPASSの編集長を務める。新卒でオプトへ入社し、WEB広告のコンサルタントを経て、SNSコンサルタントとして企業のマーケティングに従事。デジタルプロモーションを中心としたライター業や、セミナー講師などとしても活動を広げている。 執筆書籍:「できる100の新法則 Instagramマーケティング」 連載コラム: Webメディア「アドタイ」 #石井リナのゆとりですがなにか