映像配信大手のNetflixがオリジナルコンテンツの制作に注力し始めたことで、コンテンツ勢力図に変化が起こりつつある。
世界190ヵ国以上でサービスを展開し、全世界に1億3,000万人の会員を持つNetflix。(2018年7月発表資料より)
これまで世界的に知名度のある映画やドラマなどのコンテンツは米国発信のものがほとんどだったが、Netflixによって世界各地のユニークなローカルコンテンツがグローバルに流通し視聴者の支持を得るようになってきたのだ。
本記事ではコロンビアの現地情報をもとにNetflixによるグローバル規模でクリエイターを巻き込んだ”適地適作”なコンテンツ戦略の様相を解き明かす。
潤沢な予算で適地適作なコンテンツ制作を進めるNetflix
2017年10月16日、Netflixは2018年のコンテンツ予算額は80億ドル(約9000億円)予定と発表。しかし、予算額はそれ以上に膨らんだと推測されている。